繖山 観音正寺
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観音正寺の紹介 観音正寺の紹介

ご挨拶
聖徳太子開基 
西国第三十二番札所 観音正寺
住職 岡村 遍導

当山は1400年前、聖徳太子が繖山の山上にて千手観音を彫み、寺を開かれました。爾来この「お山」は仏教、そして観世音菩薩の聖地として現在まで法灯が受け継がれてまいりました。また1300年前には日本の巡礼信仰の基礎ともなった西国三十三所観音霊場の札所寺院として、多くの日本人の拠り所とされ、現在でも全国から多くの巡礼者が当山へお参りされております。現在の御本尊は、前住職の大願によって母なる仏教の国、インド国よりインド政府が特別に白檀原木の輸出を許可し、日本へ輸入され丈六の千手観世音菩薩座像が平成16年(2004年)に開眼されました。白檀原木の輸出ではヒンドゥー教、イスラム教、シーク教、また日本の新興宗教の天理教など国、人種、宗教を超えて様々な方々のご協力と日本の仏教徒の強い信仰心にて大願が成就されました。
その後、平成24年(2012年)には平成5年(1993年)の大火にて本堂と共に灰燼に帰した秘仏として千手観世音菩薩のお姿をもとに彫像されました御前立が発見され、それを機に「聖徳太子1400年御遠忌事業」を発願し、聖徳太子が薨去されて1400年目を迎える2022年にその御前立の千手観世音菩薩を開帳秘仏として安置して本開帳を奉修いたします。古来より伝承されてきました33年に一度、住職一代に一度の御開帳の儀式の再興を目指しております。
また「再興 蘇る悠久の聖地」と題して江戸文化年間に編纂されました「近江名所図会」に描かれている観音堂が滋賀県内の寺院に明治初期に移築されたものが現存しており、第一期工事として、その観音堂を復元し、そして第2期工事では閼伽井堂の再建を進めております。1400年御遠忌の結願には復元された観音堂に開帳秘仏千手観世音菩薩をお祀りし、当山歴代住職が守ってこられました御開帳の伝承儀式が後の世に受け継がれ、本堂焼失の復興事業を終えることができます。

「仏教詩人 坂村真民の詩に」
一人の祈りを万人の祈りに
一人の願いを万人の願いに
一人の夢を万人の夢に
(タンポポ堂にて)

私にとっての一人の師の思いを、後の世には万人の思いになるよう精進してまいります。どうか御遠忌事業の大願成就に多くの方々の思いをこの「お山」にお寄せいただきますようお願い申し上げます。

感謝 合掌

平成30年(2018年)10月吉日

岡村 遍導 住職

日本で唯一、聖徳太子が
人魚のために開基した寺院

観音正寺は、今から約1400年前、聖徳太子によって、標高433メートルの繖山の山頂に開創されました。
推古天皇の御代、近江国を遍歴していた聖徳太子は湖水から浮かび出てきた人魚と出会います。人魚は「私は前世漁師であり、殺生を業としていたため、このような姿になりました。繖山にお寺を建て、どうか私を成仏させてください」と懇願しました。聖徳太子はその願いを聞き入れみずから千手観音の像を刻み、堂塔を建立したとされ、日本唯一の人魚伝説が残る寺院としてその歴史は脈々と受け継がれております。

日本で唯一、聖徳太子が人魚のために開基した寺院 日本で唯一、聖徳太子が人魚のために開基した寺院
日本で唯一、聖徳太子が人魚のために開基した寺院 日本で唯一、聖徳太子が人魚のために開基した寺院

鎌倉・室町時代には、
佐々木六角氏の居城として隆盛

鎌倉・室町時代には、近江国守護職佐々木六角氏らの庇護を受けおおいに隆盛し、三十三の塔頭を擁したといわれています。ところが応仁・文明の乱以降、寺は兵乱に罹ったり、守備上の障害として移設されるなど、一転して苦難の路を辿ります。そして永禄11年(1568年)織田信長により六角氏が滅ぼされたのち、慶長11年(1606年)現在地に復興されるまで、長らく荒廃することとなります。

鎌倉・室町時代には、佐々木六角氏の居城として隆盛 鎌倉・室町時代には、佐々木六角氏の居城として隆盛

平成16年(2004年)に
新しい本堂が落慶、
本尊はインドの白檀で
彫られた巨大な観音像

明治期、彦根城の欅御殿を拝領して本堂としましたが、平成5年(1993年)その本堂を焼失するという憂き目を見ることとなりました。平成16年(2004年)には新しい本堂が落慶、新たに開帳された御本尊は、母なる仏教の国インドより特別に輸入した白檀で彫像されました。
観音正寺は古来より万事吉祥の縁結びの祈祷道場として、老若男女の尊崇を集め、四季を通じて景勝を楽しめる名刹です。

本尊「千手千眼観世音菩薩坐像」 本尊「千手千眼観世音菩薩坐像」
外陣 外陣

皆様とご縁を結ぶ
「観音正寺友の会」発足について

観音正寺では、皆様の心と観音様とのつながり、そしてご縁を結ぶ「観音正寺友の会」を平成30年度(2018年度)より発足させていただきました。

友の会会員特典 ・オリジナル会員証の送付
・会員証の提示でご本人様の入山料無料
・内陣に特別なスペースを作り、御本尊様を正面からゆっくりとお参りいただけます。
・お祈りの後、御本尊様の御身拭いをしていただけます。
・寺報「聖徳」(年4回程度)、その他ご案内の送付
 
年会費は3,000円(更新は毎年4月)、有効期間は申し込み日から3月末日まで。
 
ご入会希望の方は、観音正寺に備え付けの入会のご案内パンフレットの払込取扱表に必要事項をご記入のうえ、郵便局よりお振込み下さい。ご不明点などは、お気軽にお問い合わせください。
 
詳細については、入会のご案内をご確認ください。
会員証イメージ 会員証イメージ

本堂

本堂は明治期に彦根城の欅御殿を貰い受け移築したものでしたが、平成5年(1993年)に本堂と本尊を焼失。その後、平成16年(2004年)に木造入母屋造の新しい本堂が落慶しました。そして新たな御本尊として総白檀の丈六千手千眼観世音菩薩座像が安置されています。本堂の眼下に広がる蒲生野の美しい景色はいにしえより変わらぬまま。近年造営された新しい本堂ではありますが、慈悲深い観音様が鎮座する堂内はサンダルウッド(白檀)の香気にあふれ心安らぐ空間です。

伽藍 伽藍
外陣 外陣
外陣 外陣
内陣 内陣

本尊「千手千眼観世音菩薩坐像」

本堂と同様に新たに再建された御本尊は、総白檀の千手千眼観世音菩薩座像です。インド政府から特別な許可を受けて輸入された香木「白檀」の原木23トンを使用してつくられたもので、像高6.3メートル、座高約3.5メートルという日本最大級の大きさを誇ります。

本尊「千手千眼観世音菩薩坐像」 本尊「千手千眼観世音菩薩坐像」

白檀観音御身拭い

境内にたちこめる白檀の香りを聞きながら観音様に対面し、自分の願い事を祈りながら大きなお膝を特製の散華にて御身拭いします。御身拭い後の散華は持ち帰ることができますので、自分だけの御守りをお作りください。本堂内陣特別拝観と御身拭い志納金300円。

白檀観音御身拭い 白檀観音御身拭い

仁王像

長い参道から境内へ進むと両脇に雄々しい仁王像がそびえ立ちます、山門を持たない当時の門固めです。

仁王像 仁王像
仁王像 仁王像

奥之院

1400年の昔、聖徳太子は巨岩の岩で舞う天人を見て、その岩を「天楽石」と名づけられました。現在は「奥の院」として巨木の中に大きな岩が点在しており、天楽岩の磐座の内部には聖徳太子が彫られたと伝わる妙見菩薩を中心に五仏の仏が描かれております。

奥之院 奥之院

年間を通じて、
様々な季節の花が咲き誇ります。

観音正寺は、
一年を通じて四季折々の花が咲き、
美しい新緑と春夏秋冬様々な
表情を魅せてくれます。

これぞ天空の寺院!繖山から
眼下に広がる安土の絶景は必見!

境内(繖山)からは、まさに“天空の寺院”にふさわしい、安土町の大パノラマが広がります。
安土城のあった安土山や、西の湖をはじめ、素敵な絶景をぜひお楽しみください。

境内(繖山)からは、まさに“天空の寺院”にふさわしい、安土町の大パノラマが広がります。
安土城のあった安土山や、西の湖をはじめ、素敵な絶景をぜひお楽しみください。

これぞ天空の僧院!繖山から眼下に広がる安土の絶景は必見!これぞ天空の僧院!繖山から眼下に広がる安土の絶景は必見!
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